モナ・リザ ①〜ルーヴル美術館〜
やっぱり1番最初に見てみたいのはこちら。
世界で最も有名な肖像画の「モナ・リザ」1503〜1507頃制作。
掘り下げると大変なことになるので少しずつまとめていこうかなと思います。
作者も超有名。
イタリアのルネサンス期代表「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)。
神様が二物も三物も与えた人ですね。
芸術だけでなく発明やら解剖学やらで業績あり、さらに長身でイケメンときてる。
なんですかこの人?
凄すぎです。
所蔵場所も超有名&サイズ感はあまり知られていない。
世界最大級の美術館、フランス(パリ)のルーヴル美術館で常設展示されてて、常に混雑。
防弾ガラスで覆われ、湿度50%±10%、温度18〜21℃に保たれています。
快適空間ですね。
モナリザは77cm×53cmと思いの外小さいのであまりよく見えません。
でもどこかのツアーでルーヴル美術館貸切というのもあるらしいです。
私は普段なら個人旅行が好きですが、こればっかりはツアーで行くしかないかなと思ってます。
絶対ツアーで行きます(笑)
諸説あるモデル。
有力なのがフィレンツェの富裕な商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、モナ・リザ・ゲラルディーニ・デル・ジョコンド説。
伝記作家のジョルジョ・ヴァザーリが1550年に出版した『画家・彫刻家・建築家列伝』の中で「フランチェスコ・デル・ジョコンドから妻モナ・リザの肖像画制作の依頼を受けた」という記述があるらしいデス。
そして2004年にカナダの国立研究機構が赤外線三次元分析の結果、モナ・リザが当時妊婦や出産したばかりの女性が来た薄い布(グアルネッロ)を着て、髪を束ねていたことを発見。
リザ・ゲラルディーニが次男の出産時期と符合。出産祝いだった可能性が高いそうです。
制作し始めてから4年ぐらいたっているので時間かかりすぎな贈り物のような気もしますが。。。引っ越し祝いもかねてたのかな?
ダ・ヴィンチ自画像説もおもしろいですけどね。
2015年9月23日にイタリアの考古学者チームがリザ・ゲラルディーニのものであると考えられる人骨を発見したそうです。
今の技術ではDNA鑑定はできないそうですが、最新技術が開発されたらまた調べるらしいので楽しみです。
天才ダ・ヴィンチ新技法も生み出す。
ダ・ヴィンチは天才すぎて
「モノには輪郭線なんてものはないんだ!
距離によって色調が変わるんだ!」
ってことに気が付いちゃいます。
なので輪郭線をぼかして陰影のみで微妙に色の変化をつけて薄塗りしていくスフマート(ぼかし技法)を生み出します。
そんでもってそれがだまし絵みたいになってモナ・リザは角度によって見え方が変わったりするわけですね。
そんなことが出来ちゃうのが凄い。
他の作家さん達もやってみたけど、ダ・ヴィンチほどうまくできなかったみたいですよ。
やっぱり天才ですね。
謎がある女性は美しい。
500年以上もたくさんの人々を魅了し続ける作品。
まだまだ解明されてないことが多く、どこか不安を感じるモナ・リザの微笑み、柔らかな質感、幻想的な風景、、、
描かれた当時の色で見たかったなぁ。。。